【tubu.6】安心、誠実、そして信頼~後編~【「人」と「人」】

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6.安心、誠実、そして信頼~後編~






( @∀@)

みなさんこんにちは。Dr.かづきちです。

 

前回は、医師として患者さんに向き合う際に、心がけ1つで関係が代わってくるという話をしました。

 

今回はその続きとなります。

「医師」と「患者」という関係だけではなく「人」と「人」として向き合っていくことについて書きます。




  1. 「検査結果を直接聞きたいの」

    医師は今すぐ対応しなければならない問題に対してとても敏感です。例えば、検査所見で危険な値が出たらすぐに対応を始めるでしょう。

    一方、検査の結果に大きな問題がなく比較的安定していると、結果を見て医師は自分だけ安心してしまいます。すると、患者さんへの報告を後回しにすることが忘れることがあります。

    検査結果を知っている医療従事者は、安心できるかもしれませんが、結果を待っている患者さんたちは一体どう思っているでしょうか。

    あるとき、患者さんが「結果が気になるから早く教えて欲しい」と看護師さんに言っていたことがわかりました。検査結果の報告が遅れていることに気がつき急いで病室に行きました。

    すると患者さんは、「たぶん大丈夫だと思ってもお医者さんの口から直接結果を聞きたいの」と言われました。

    なるほど、患者さんは自身の身体を検査をしてもらい、その判断を医師にゆだねます。そうなると、自分の身体の状態について最も知ってるであろう医師から直接聞いた方が安心できますよね。

     

    それからは私は、できるだけ早く検査結果を伝えるようになりました。


  2. 「毎日、身体を診てもらえると安心できる」

    私はお腹が弱い方です。小さい頃から、自分のお腹に手を当てて、お腹の動きやガスの移動を感じていました。そのため、お腹が痛いときはどのようにお腹が動いているとわかるようになりました。

    自分の身体であっても毎日状態は変わっていきます。

    だからこそ、患者さんの日々の身体診察はとても重要だと思っています。アメリカの有名な内科医であるティアニー医師も自著で身体診察の重要性を語っています。


    研修医になりたての時から、1日1回は必ず聴診や触診などの身体診察をするようにしていました。すると患者さんから、「最近のお医者さんはお話だけであんまり診察してくれないけど、あなたは診察してくれるから嬉しい」と言われました。

    私はとても驚きました!身体診察だけで喜んでもらえるとは思ってもみなかったからです。

     

    患者さん曰く、「毎日、身体を見てもらえると安心できる」そうです。実際に私が入院した時も、そう思いました。身体診察してくれない主治医より、診察してくれる医師の言葉はより素直に聞けました。


このように、患者さんは「医師は私の身体の状態を一番知ってくれている」「人」として信頼しています。この「人」と「人」としての関係を良好なものにするために、毎日の身体診察やコミュニケーションが大切です。

これが基礎にあるからこそ、「患者さん」は「医師」をより信頼し、ともに治療に取り組んでくれるのです。

以上、前回と合わせて4つの出来事をお話ししましたがいかがでしたか?

私が患者さんから学んだキーワードは「安心」です。

 

ちょっとしたことをするかしないかで、こんなにも患者さんの印象は変わります。

より良い道に向かうためには、毎日の積み重ねが欠かせないものですね。

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