【目線を変えたら】くましゃんのつぶやき11~悩んでいる医学生へ~【世界は広がる】
11.悩んでる医学生へ
前回→【凍頂烏龍 特級】くましゃんのつぶやき10~烏龍茶編①~【軽焙煎 春摘み】
(σ´・(ェ)・)σ
皆さんご無沙汰しております。
Drかづきちの相棒をしておりますくましゃんです。
今回はいつもと違い少し真面目なお話を。
皆さん、高校や大学、社会人で部活やサークルに入っていますか?
私は、幼稚園からずっと剣道をしていました。なので、必然的に部活も剣道部に入っておりました。
私自身医師であるので、医学部メインの話にはなりますが、やはり大学等で部活動をしているとツライことや嫌なことがたくさんあると思います。
私も大学で部活に入ってからすぐに嫌なことが色々と続きました。
「嫌ならやめればいいじゃない?」その通りです。それができれば苦労しないのです。
医学部という学部は、他学部との交流が少ないということもあり、多くの部活でつながりというものがかなり重要視されます。それこそテストや実習のレベルから、研修医、医局の選択まで大きく人生に関わってきます。
このように医師人生において重要なファクターとなる部活をやめてしまったら、「部活内の人間関係が断たれる可能性も大いにあり、学生時代に孤立し、心の拠り所が完全になくなる」、と良く言われます。
医師としての人生に影響が出るぞ、ということを言われることも。
だからこそ、医学生で部活で悩む人が多いのです。「つらくてやめたいのに、他学部との交流が少ないからこそ、学部内の交流だけでも残しておかなければ今後の医師人生に影響がある」という矛盾に苛まれるのです。
しかし、実際そうなのでしょうか?
そんなことないですよ。現に私は大学一年の重要な大会の前に激怒してやめましたから笑。
もちろん先輩たちからいろいろと言われることはありました。「残り6年近くある医学部生活は大丈夫なんだろうか」と辞めた後もしばらく悩みました。
確かに学部内において上下の交流というものは激減しました。それは事実です。
しかし、友人や親しかった先輩たちが消えるわけではありません。
私と同じく部活に入った友人は、今も交流があり、自慢のできる素晴らしい人です。
本当に自分のことを思っている人は、部活をやめる程度で関係が終わったりなんかしません。
そして部活をやめて、意外なメリットが生まれました。
それは「医学部の外のコミュニティ」に関わる時間や余裕が生まれたことです。
私の場合は、高校時代の友人が通っていた大学の医学と関係のない研究室に遊びにいくこともありました。
また、趣味で某ゲームが好きだったのですが、その趣味でつながった人たちとも交流が増えました。
年齢や性別、職業を問わず、様々な人生経験を積んた人たちが、ただ「自分たちが好きなもの」だけでつながったコミュニティ。
学部内のサークルや部活とは異なった空間です。
しかし、そのつながりは、今でも私の心の支えになっています。
「通じ合うものがひとつでもあれば、自分の居場所は生まれるんだ」と思えるようになりました。
大学の、さらにその中の医学部という狭いコミュニティにいると「医者になるために○○しなきゃ」という謎の固定観念に気づかないうちに縛られています。
しかし、その外に目を向けてみると、良くも悪くも上から下まで様々な人たちがいて、みんなそれぞれの生き方で楽しんでいます。
医学部という枠だけがこの世のすべてじゃないんです。
もし、今「部活やサークルでツライ」「今いる周りの人と合わせるのがきつい」と思っている方は、少し今いる位置から離れてみてはどうでしょうか?
そして、なにか新しいことに目をむけてみてはいかがでしょうか?
きっと、その経験は、何よりも誰よりもあなたの世界を広げてくれるはずです。
以上、真面目な話をしてしまい、すこし恥ずかしいくましゃんでした。
また次回をお楽しみに!
(´・(ェ)・)ノシ<バイバイ