【tubu.31】薬理学を楽しめる、わかりやすい本の紹介!【あっと驚く薬理学】
31.薬理学を楽しめる、わかりやすい本の紹介!
前回→【tubu.30】コンビニなどで見かける「医療っぽい」本を読んでみた【内容は真実?】
( @∀@)
みなさんこんにちは。Dr.かづきちです。
医学部で2〜3年生にならう、薬理学。
医学部以外の医療系の人でも、大なり小なり関わってくる授業でしょう。
難しいし、薬の名前は多いし…と苦戦した人も多いのではないでしょうか?
そこで今日は、薬理学を楽しむことができる本を紹介します。
その名も
「あっと驚く薬理学」です。
何が「あっ」と驚くのか?
それは薬の表現にあります。
例えば、抗がん剤の説明では…
細胞障害生抗がん剤(一般的な抗がん剤)のことを、「がん細胞にダメージを与えてくれる、暴れん坊」
一方、今はやりのオプジーボなどの分子標的治療薬を「頭を使って、じわっとがん細胞を増やさないようにするインテリ」と表現しています。
なんだか、イメージしやすいですね!
医学生の中では、薬理学はイメージしにくいということで、勉強がはかどらないと思われています。
しかしこの本なら、楽しく、イメージしながら勉強できそうです。
また、この本の特徴は、図がわかりやすい!
他の本と比較して、一つの図にまとめてあります。なのに、見やすい!
流れを覚えながら、薬の作用点を抑えるのにバッチリです!
薬理学の初学者だけでなく、国家試験やCBTのための勉強にも使える一冊です。
これで勉強すれば、きっと患者さんへの説明もうまくなると思います。
薬理学が苦手だなと思っている方、ぜひこの本を読んで見ませんか?
もしかしたら、薬理のイメージがガラリと変わるかもしれません。
次回→【tubu.32】みんな知ってる、だけど意外と知らない「がん」のあれこれ①【がんって何?】