【tubu.36】痛風がこわい?それなら予防と治療を知っておこう!【痛いとき・痛くならないために】

いいねと思ったらシェア!

36.痛風がこわい?それなら予防と治療を知っておこう!

 

 




( @∀@)

みなさんこんにちは。Dr.かづきちです。

 

前回は、痛風の原因は尿酸が関節の部分にくっつくから!」というお話をしたのですが…

 

「じゃあその痛風で痛くなったときどうすればいいの?」

「そもそもならないためにはどうすればいいの?」

 

もちろん気になりますよね。

 

今回は、その痛風の治療と予防について紹介します。




  1. 痛風の発作が起きるメカニズム

    あるとき突然、痛風の痛みがやってくる…とても痛いです。

     

    このとき、痛みのある関節を見てみると…関節にくっついた尿酸を処理しようと、からだ防衛軍BDFこと免疫細胞たちがやってきていますBDFはDr.かづきちの造語 tubu.21参照

     

    この部分では、免疫が働き炎症が起きているのです。

     

    炎症が起きると、痛みの原因物質(プロスタグランジンができ、痛い

    さらにBDF隊員をからだのいろいろなところから連れてくるために血流が増え、赤く腫れる!

     

    このため、炎症が起きている場所は、赤く腫れていて、痛いのです。

     

  2. 発作の時の対応法

    痛風の痛みがやってきたら、痛い部分をできるだけ上にあげましょう

    例えば、親指の付け根が痛み始めたら、横になって足を上にあげてみます。

     

    これで、痛い部分に流れ込む血流を減らすことができます。

     

    さらに、痛い部分を冷やしましょう!

     

    間違っても痛い部分をマッサージしないでください。炎症がひどくなってしまいます。

    安静に!

     

  3. 安静にしてもどうしようもなく痛かったら?

    痛風の痛みを止めるためには、痛みの原因物質(プロスタグランジン)を抑えればいい!

     

    そこで、消炎鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬略してNSAIDs)を使いましょう!

    みなさんが馴染みのある名前でいうと、ロキソニンバファリンなどのお薬のことです。

    このお薬は、プロスタグランジンが作られるのを防ぎます

    これで痛みを抑えます。

     

    プロスタグランジンは、痛みだけでなく炎症を促進する物質でもあります。

    そのため、消炎鎮痛剤で炎症も抑えることができます。だから消炎鎮痛剤!

     

    急に痛み出したら、消炎鎮痛剤!

    痛風の場合、きちんと病院でこのお薬をもらってください!

     

    *消炎鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬・NSAIDs)を使うときの注意点

    ロキソニン、イブプロフェンなどNSAIDsと言われるお薬は、ときに腎臓に負担をかけてしまうことがあります。

    そのため、腎臓の機能が低下している人は注意してください。

    前回お話ししましたが、痛風の患者さんによっては腎臓の機能が低下していることもあります。

     

    このため、自己判断することなくきちんとお医者さんに見てもらいましょう!




  4. 痛風を予防しよう(食べ物編)

    では、からだの中の尿酸を増やさないために何ができるでしょう?

     

    まず食事!

    肉や海産物痛風を増やし野菜減らすと言われています。

    極端な食事制限は長続きしないので、無理のない範囲でいいと思います。

    食事は野菜、肉、魚などバランスを取って食べましょう。

    また、プリン体が多い食べ物には注意したいですね。

    例えば、イワシやカツオ、白子、レバーはプリン体を多く含みます。

     

    さらに、飲酒には注意です!特にビールはプリン体を多く含むため痛風の原因になります!

     

    ただ、美味しいものにもプリン体がたくさん含まれていることがあります。プリン体を減らした食事はなかなかに難しいです。

    プリン体の多い食品を避けようと心掛けるよりは、暴飲暴食せずバランスの良い食事を摂る方が良さそうですね。

     

    また、肥満の人は尿酸値が高くなりやすい傾向があります。体重を適度に保つことも、痛風予防になります。

     

    ※他の病気が高尿酸血症の原因になることも…

    他の病気が原因で、尿酸値が上昇してしまうことがあります。

     

    一つ目は腎臓の機能が低下した場合です。

    尿酸は腎臓で尿の中に捨てられます。もし腎臓の機能が落ちると、うまく尿酸を捨てることができなくなり、からだに尿酸がたまってしまいます

     

    二つ目は、悪性腫瘍です。

    悪性腫瘍によっては、がん細胞がたくさん増えては、壊れていきます。

    すると、細胞の中にある核酸がどんどん分解され尿酸になっていきます。

    これによって尿酸値が上昇します。

     

    これらは、食事でどうこうなるものではありません。

    尿酸値を下げることを重要視するまえに、その病気自体の治療に専念しましょう。それが、なによりの近道です。

     

  5. 痛風を予防しよう(お薬編)

    からだの中の尿酸が増えてしまうと、痛風の原因になるかもしれない!そこで、からだの中の尿酸を減らすためにお薬を使いましょう!

    尿酸が多いのなら、作られないようにしてしまおう!

    これは尿酸産生抑制薬と言います。核酸から尿酸ができる流れを止めます。

    アロプリノールやフェブキソスタットというお薬があります。

     

    尿酸が多いのなら捨ててしまおう!

    このような働きをするお薬は尿酸排泄促進薬と言います。

    ベンズブロマロンやプロベネシドというお薬があり、尿中に捨てられる尿酸を増やし、尿酸値を下げます。

     

    これらのお薬を長期に使って尿酸値を抑え、痛風を予防します。

     

    しかし、残念ながら、これらのお薬は痛風発作を取ってくれるわけではありません

    発作の時は、消炎鎮痛剤を使って痛みを抑えましょう。

     

    このように、痛風ではいくつかのお薬を場合によって使い分ける必要があります。

    病院できちんと処方してもらってくださいね。


今回は、tubu.35と合わせて二回にわたって痛風について書きました。

 

痛風のイメージできましたか?

みなさん暴飲暴食は気をつけてくださいね!

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください