【だい27わ】こふみさんの探しもの【職場での人付き合い②】

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だい27わ:職場での人付き合い②

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こんにちは、こふみす。

今日も、私の探しものに、おつきあいいただき、ありがとうございます。

 

前回の問題編では、怒りをぶつけるタイプの上司がいたらどのように付き合えばいいのかということを話題にしました。今回は、その解決編です。

 

さて、怒りをぶつける上司とどうつきあうか?

つきあうというと、違和感がある方は、怒りをぶつけられた時どうするかについて、考えてみましょう。




怒っている人は、困っている人

さて、ここで「怒っている人」のことを少し考えてみましょう。

 

精神科医の水島弘子先生は、「「怒り」がスーッと消える本」の中で、「怒っている人は、困っている人」と述べておられます。

ひとは、自分の予想や期待と違うことが起こると、驚いたり、不安になったりします。

 

この驚きや不安が、怒りにつながっていると考えられます。

 

怒っている上司は、何かが不安で、困っている人。

 

前回の例で言えば、上司は、なぜ、部下が注意されても間違いを繰り返すのか、自分にはわからないと困っておられました。

 

上司の不安としては、もっと大きな間違いがあったらどうしようとか、自分が間違いを見落としたらどうしようとか。

 

部下のせいで、自分の評価が下がったらどうしようとか。

 

自分の指導が悪いのではないかと悩んだり、自分は部下からなめられてるのではないかと思うとおっしゃっる上司もおられました。

 

では、上司の「お困りごと」は、どうしたら解決できるでしょう。

 

部下が、ミスをしなければいいのでしょうか。

 

しかし、労働安全でも医療安全の関係でも言われるように、「人は誰でも間違える」ものです。ミスは、減らすことはできても、なくなることはありません。

 

では、視点を変えて、「怒りコントロール」について考えてみましょう。

 

暴走の6秒

まず、上司が部下に怒りをぶつける状況を振り返ってみましょう。

 

上司は、カッとなってすぐに怒りをぶつけていませんか。

 

怒りのコントロールとして、怒りを感じた時は、6秒間は行動を起こさない方がよいという考え方があります。

 

この時間帯は、怒りのために行動が制御できなくなり、ひどい言葉が口から出たり、場合によっては、手が出たりと、相手や自分をひどく傷つける。いわば、「暴走の6秒」。

 

この6秒間にぶつけられる怒りを、正面から受けるとかなりたいへんです。

 

それをどうかわすかですが…

 

怒りを正面から受けない

ある研修会で、合気道の先生とお会いしたことがあります。

 

武道家ですが、いかつい感じはなく、あたたかさと、おだやかさで、相手を包み込むような感じの方でした。

 

先生の説明では、相手の攻撃を正面から受けるのではないそうです。

体を斜めにして構え、相手が攻撃してきたら、前足を軸にして、後ろ足を後ろに回すように引き、体さばきでかわすそうです。(うまく表現できなくて。合気道をされておられる方、すみません。)

 

怒りをぶつける上司の前で、いきなり体さばきをすると、びっくりされると思うので(笑)、気持ちの上で、上司の怒りを体さばきでかわすイメージはいかがでしょうか?




困っている人を助ける?

みなさんは、困っている人を見たら、どう思われますか?

 

自分にできる範囲で、何とか助けてあげたいと思う方は、次の方法はいかがでしょうか。

 

怒っている人は、困っている人。

怒っている上司は、困っている人。

 

困っている上司を何とか助けてあげよう。

 

怒りをぶつけられて、顔を伏せてしまうより、「困っているあなたを助けたい」と顔を上げたほうが、相手の攻撃が和らぐかもしれません。

 

上司の目を見るのが怖い時は、眉と眉の間(眉間)に視点を持っていく方法もあります。

 

いつか役に立つ

怒りをぶつける上司の姿は、いつかあなたが上司になった時や、親になった時などに役立ちます。

 

自分はこのようなことはしないという、反面教師としてです。

 

どのような言動が、相手をつらい気持ちにするのかを、ココロのメモにそっと書きとめておきましょう。

 

同時に、間違いを繰り返す部下に怒りをぶつけるのではなく、どう説明したら部下が理解できるのか、ミスを減らせるのかを考えてみましょう。

 

例えば、ミスを繰り返す部下には、

「ここが、間違っているから、まず、これをこう直してください。」

 

「次に、同じ間違いをしないように、今後どうするか、一緒に考えましょう。具体的にね。」

と声をかけるとか。

 

できそうなことは、いろいろあります。

 

少し長くなりましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

 

あなたにも、私にも、心おだやかに過ごせる時間が増えますように。

 

では、次回も私の探しものにおつきあいいただけると、ありがたいです。





「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える

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