【だい29わ】こふみさんの探しもの【職場のストレスを知る方法②】
もくじ!
前回→だい28わ : 職場のストレスを知る方法①
だい29わ:職場のストレスを知る方法②
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こんにちは、こふみです。
今日も、私の探しものに、おつきあいいただき、ありがとうございます。
今回の探しものは、職場のストレスを知る方法の続きです。
個人のストレス、職場全体のストレス
さて、職場のストレスを知るにはどうしたらいいでしょう。
職場のストレスも、職員ひとりひとり違うことが考えられます。
例えば、A課のかづきちさんは、仕事量が多すぎるのがストレス。
B課のこふみさんは、自信喪失気味で、仕事の内容がストレス。
職場のストレスを知ると言っても、職員ひとりひとりのストレスの状況と、職場全体としてのストレスの状況があります。
ストレスチェック
職場における個人及び職場全体のストレスを知るために、現在、「ストレスチェック」制度があります。
ストレスチェックは、労働安全衛生法の第66条の10に定められているもので、労働者の心理的な負担の程度を把握するための検査です。
比較的新しい制度で、平成27年から施行されています。
ストレスチェックの目的
ストレスチェックには、二つの目的があります。
一つは、労働者が自らのストレスの状態を把握し、適切な対応をするきっかけとする。つまり、個人のメンタルヘルス不調の未然防止。
もう一つは、職場全体の結果を分析し、働きやすい職場環境に改善するきっかけとすることです。
ストレスチェックによって、職場における個人のストレスも、全体のストレスもどちらも知ることができます。
ストレスチェックは一次予防
ストレスチェックは、メンタルヘルス不調の未然防止という、一次予防に位置付けられます。
ここで、注意!
病気を早期発見し、早期対応することは、二次予防といいます。がん検診などが、これにあたります。
ストレスチェックは、一次予防。
まだ、病気になっていないけれど(未然)、ストレスが大きい(高ストレス)状況が続くと、メンタルヘルス不調になりますよ。
高ストレスならば、メンタルヘルス不調にならないように対処(予防)しましょうというスタンスです。
ストレスとメンタルヘルス不調
確かに、ストレスチェックを受ける人の中には、すでにメンタルヘルス不調の状態になっている人も含まれます。
〈高ストレスからメンタルヘルス不調へ〉
①ストレスが大きい(高ストレス)
↓
②この状態が続く
(心身の疲労(特に脳の疲労)の蓄積、
エネルギーの消耗)
↓
③ストレスに対処しない・できない
↓
④メンタルヘルス不調になり、生活や行動に問題が出始める
(早朝に目が覚める、仕事に集中できずミスが続くなど)
↓
⑤さら悪化(朝起きられない、気分が落ち込む、頭が働かない、食欲低下などして、職場に行けない、仕事ができる状態ではないとなります。
理想を言えば、ストレスチェックで、上記の①、②の段階のうちにストレス対処行動を取りたいところです。
少し長くなりましたので、続きは次回に。