【だい32わ】こふみさんの探しもの【「くせのあるひと」とのつきあいかた②】
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だい32わ:「くせのあるひと」とのつきあいかた②
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こんにちは、こふみです。
今日も、私の探しものに、おつきあいいただき、ありがとうございます。
今回の探しものは、間違いを繰り返すなどの「考え方や行動のくせ」のある方が、あなたの部下だった場合、どうつきあうかです。
考え方や行動のくせは、誰にでもあるものですが、そのために、職場でのコミュニケーションや仕事で困ったことが起こっている場合と考えてください。
能力のデコボコ感
これらの方々は、周囲の職員と比較すると、できることと、できないことの差が大きく、能力にデコボコ感?があります。
例えば、難しい就職試験は通ったのに、電話を受けメモを取る際に、肝心な要点が抜けているとか。
ある上司は、その職員に対して、「なぜ、こんなことができないんだ。普通は、中学生でもできるぞ。」と言ったとのことでした。
蛇足ですが、「なぜ…なんだ!」と相手に怒りをぶつけることは、相手のメンタルヘルス不調を起こしたり、相手からパワーハラスメント言われる危険性があります。
もし、その言葉が出そうになった場合は、「私は、この点がうまくいかなかったと考えているが、あなたは、どうかな。これが、うまくいくためには、どうしたらいいのか、一緒に考えよう。」と言う方法があります。
「普通は」でなく、「私は、こう思う」と言うI(アイ)メッセージを使うこと。
「あなたが、できてない」ではなく、「この点が、うまくいっていない」と、問題点を具体的に示し、それに焦点を当てるのが、ミソです。
このように、考え方や行動のくせや対処方法を、上司や本人も知っていれば、職場でのトラブルが、少しでも回避できるかもしれません。
「集中しすぎて、集中が続かない」と「いやなことは避けたい」
いろいろな「考え方や行動のくせ」がありますが、今回ご紹介した間違いを繰り返す職員のように「集中しすぎて、集中が続かない」+「いやなことは避けたい」というくせに関する相談がかなりの割合を占めていたので、それについて考えてみましょう。
このくせを持った方は、自分の興味のあることや、気になったことに集中しすぎるため、その他のことについては、注意がおろそかになったり、集中が途切れがちです。
同時に、いやなことは避けたいという気持ちもあるため、気がすすまないことに対しては、さらにそれが顕著になります。
例えば、このような問題が起こります。
(1)文書の間違い
この方々が文書の間違い(誤字・脱字など)を繰り返す原因としては、集中力が続かないこともありますが、見直しをしたくない、もしくは見直しをしても自分が間違っていると思いたくない(いやなことを避けたい)があると言われる方もいました。
また、文書作成だけでなく、文書の理解に問題がある場合もあります。
例えば、ある職員は、長い文書が苦手で、5行を超えると、集中が切れて、目で字面を追っているけれど、内容が頭に入ってこないとのことでした。
(2) 長い話が苦手
また、長い話が苦手な職員もいました。
この職員の場合、話が長くなると、途中で集中が切れ、内容が頭に入らないそうです。
別の職員は、説明の中である言葉が気になると、そのことばかり考えてしまい、そのあとの話が耳に入ってこないと言われていました。
そのため、この方は、電話対応が苦手でした。
会話の中で、ある言葉に引っかかると、そのあとの話が頭に入らない。
そのため、電話の相手との会話がちぐはぐになってしまい、苦情を言われたこともあるそうです。
また、会議が長くなると集中が続かず、つい居眠りをしたり、会議後半の大切な決定事項を覚えていないという職員もいました。
(3)心の耳が閉じる
また、別の職員は、上司に長々と、感情的に注意されるのが苦手とのことでした。
私も、長々と注意されるのは苦手ですが、この方は、上司の声が、音としては聞こえているけれど、内容が、頭に入らなくなってしまうとのことでした。
心の耳が閉じてしまう感じです。
また、自分が何を失敗したのかは忘れ、上司から長々お説教されて、いやな思いをしたことだけが記憶に残り、パワーハラスメントだと、人事担当部署に訴えた職員もいました。
少し、長くなりましたので、続きは次回に。