【diary20】Dr.かづきちの闘病日誌【痛み、カテーテル、地上の星】

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20.痛み、カテーテル、地上の星

ついにアンギオ室についた私。

今回はいよいよ、血管内手術が始まります。




手術台に乗せられた私。すぐに看護師さんや、放射線技師さん、放射線科医に取り囲まれ、手術の準備が始まりました。

 

手術では造影剤を使用します。そのため、点滴から造影剤を入れるルートを確保しなければなりません。

さぁ、今入っている点滴を使おうとしたところ、なんと詰まってしまって通らない…。

そのため、右腕の血管から左腕に差し替えることになりました。

 

しかし、出血のあまり、血管が細くなってしまっていて、なかなか刺さりません。

ただでさえ、痛みでうなされているのに、何度もぶすぶすと針で刺されました。

おそらく数人がかりだったのでしょう。私の左腕の周りに数人集まっているのが見えました。

 

そして、ようやく点滴のルートを確保することができました。




出血と、痛みと、鎮静薬と鎮痛薬のせいで、私は、ずーっと意識が朦朧としていました。

でも、寝かせてはもらえません。

放射線技師さんが、私の意識を確認するべく、枕元でずっと名前を呼び続けていました。「かづきちさん、かづきちさん、聞こえますか?」

 

この血管内手術、実は患者の意識がないと困る手術なのです。

 

血管内手術では、太ももの動脈から大動脈にカテーテルを入れて、出血源を探します。

この時、腎臓が息で動かないようにするために、患者に何度も息どめしてもらう必要があるのです。

 

だから、何が何でも意識を保たないといけません。

正直、めちゃくちゃ辛かったです。




気がつくと、放射線科医が、右の太ももの動脈(大腿動脈)に針を刺そうとしていました。

「では今から(手術を)始めていきますね」

 

動脈の壁には神経があるので、動脈の周囲によく麻酔をかけて…、ブスっと太い針が刺されました。

「あぅうう!」

 

この時の激痛は忘れません。麻酔をかけているはずなのに、動脈を刺すと超痛い!!!!

左の腎臓の痛みも合わさって、うめいてしまいました。

放射線科医「それでは、カテーテルを入れていきます。」

 

大腿動脈に入ったカテーテルは、動脈を通って、腎臓に向かいます。

その時に、動脈の壁にカテーテルが当たるのがよくわかりました。

 

そして、腎臓にカテーテルがやってきました。

 

その時、同時に尿が流れているかを確認する作業が行われました。

すると、なんと、尿管に血液のかたまりが詰まって流れが悪くなっていました!

例えるなら、尿管に尿管結石が山のようにつまっている感じ…。

このため、私は激痛を感じていたのです。




しばらくすると、この血液のかたまりは流れて行き、尿が通るようになったことが確認されました…。

(でも、痛みは引かなかったけどね…。)

 

ようやく尿が通るようになったところで、放射線科医は本命の「出血源」を探します。

 

針金のようなカテーテルを動かし、造影剤で場所を確認しながら、「出血源」を探す手術が始まりました。

 

その間、私はひたすら、左の腎臓の痛みと、刺されている動脈の痛みでうめき続けていました。

横から時折、鎮静剤と鎮痛剤を投与されますが…効いている感じが全くしない…。

辛い辛い時間でした。

 

なんども、意識が飛びそうになりました。

しかし、手術室にはなぜか私の大好きな「地上の星」のオルゴールが流れており、その音を聞きながら、なんとか意識を保ち続けました。

 

 

次回ようやく、「出血源」が判明します。




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