【diary27】Dr.かづきちの闘病日誌【帰ってきた彼奴】

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前回→番外編4:私とリハビリ2




27:帰ってきた彼奴

前回、闘病日誌26で、転院搬送の末、ようやく尿道カテーテルと血腫から解放された私。

 

やっと安心して入院生活が送れそう…と思ったのもつかの間でした。




 

転院搬送から帰ってきた日から、私はすぐさま退院に向けリハビリを始めました。(闘病日誌 番外編3

 

そして、週末がやってきました。

 

お昼頃にリハビリを終え、自室に帰ってきた私のとこに、ある人物がやってきました。

 

元主治医です。

夏休みが終わったので帰ってきたそうです。

 

いきなりの訪問に、その場にいた私もくましゃんも顔がひきつり、空気は凍りました。

 

しかし、元主治医は全く気がついていない様子で、にこやかに話し始めました。

 

「(僕が)休んでいる間、いろいろあったんだって?でも、良かった」と言いました。

 

私たちは、彼が何を言っているのかよくわかりませんでした。

 

何が良かったでしょう…?今の私が生きてて良かったということでしょうか?

魔の8月1日以降、私は出血大量で生死の境をさまよい、おまけに転院搬送される始末…。

 

確かに今、一応生きていて、リハビリもできていますが…、それでも「良かった」って発言はどこから来るのでしょう。

しかも、久々に会って開口一番にいう言葉が「良かった」って…。主治医交代についても何も触れないし、一連の流れへの謝罪もない。そもそも、その笑顔はなんなんだ!!?!?

 

腎生検で入院してから約二週間を思い出すと、辛いことばかり…夜中に急変し、緊急で造影CT、尿道カテーテルが詰まって尿があふれ出したり…この二週間のどこに「良かった」要素があるのか全くわかりませんでした。

 

もし、唯一良かったことがあるとすれば、このような冷酷な発言をする元主治医がいなくて良かったということでしょうか…?

 

いろいろと、すさまじい怒りがこみ上げてきました。

拳はわなわなと震え、ベッドのシーツがしわくちゃになるくらい握りしめていました。

 

くましゃんも、元主治医の発言にドン引きして、開いた口が塞がらないという顔をしていました。

 

くましゃんは、この時のことを「怒る怒らないを通り越した感情だった」と振り返っています。

 

そのあと、くましゃんと元主治医が何か言っていましたが、私の耳には何も入ってきませんでした。




元主治医が病室を去った後、部屋に残された私たちは危機感を覚えました。

 

「もう、この病院に長居してはいけない」

 

この元主治医が現れる前は、私が夜中に眠れていないこと、体力が極度に減少していたことから、もう少し入院して精神科に相談しつつリハビリしようという話になっていました。

 

しかし、この一件があって、私は腎臓内科の部長(現在の主治医)に一刻も早く退院したいことを告げました。

 

私の担当看護師さんや母も、元主治医の発言を知り、驚愕していました。

みんな、一体何が起きているのか全くわからず混乱していました。

 

しまいには、看護師さんからも、私の精神状態のために早い退院を勧められました。

 

「週が明けたら退院しよう」

これが私たちの共通認識になりました。

 

 

 

 

こうして、いよいよ私は退院できそう(何が何でも退院しそう)な感じになります。

 

次回、病室から家まで。

 

 

 

*長かった入院生活にも、ようやく終わりが見えてきそうですね。これで闘病日誌も終わりか…いいえ、ここからが本当の地獄の始まりですよ。




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