【diary33】Dr.かづきちの闘病日誌【心がくるしい】
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33:心がくるしい
長らく、お待たせいたしました!
ここ数週間なんだか体調が悪く、腎生検の傷あとが突然痛み、半日動けなくなるなど不調が続いていました。
なんとかマシになってきたので、闘病日誌、再開いたします。
さて前回、入院後初めて復職した私。
復職できたことは喜んでいたものの、私の病気についてとんでもない発言をする先生方に戸惑い、とてもショックを受けていました。
この出来事をきっかけに、私の心身のバランスはどんどん変になっていきます。
復職して数日は、頑張って先生方の外来診察に入ったり、手術室に行って簡単なお手伝いをしていました。
しかし、腎生検後なので立ちっぱなしの業務が全くこなせません。
例えば、外来で診察室の中を動き回ったり、手術室で患者さんを運んだりというのが非常に困難な状況でした。
入院前まではスムーズにできたことが、全くできない…できないことが増えすぎて、辛かったです。
「自分が病気である」、「できないことがたくさん増えた」という現実を突きつけられて、辛い、辛い、辛い…。
すると、復職したばかりの週末に、身体が拒絶反応を起こしました。
なんの予兆もなく、いきなり38度の熱が出たのです。
これでは、仕事に行けません。
ただでさえ、身体が動かないのに、熱が出たらもうどうしようもありません。
泣く泣く、仕事を休みました。
上司に電話をかけた後、悔しさ、不甲斐なさで泣いていました。
そして、仕事を休んで家で寝ていたのですが…
この日、私は自分の決定的な異常に気がつきます。
私は、横になりながら、頭の中で今までの出来事を整理してみようと思いました。
自分が扁桃炎になったこと、血尿が出たこと、IgA腎症と診断された日のこと…と順番に思い出していきました。
そして、入院中の出来事を思い出そうとした時です。私に異変が起きました。
入院中のさまざまな出来事を思い出そうとしたところ、動悸がし、体全体が恐怖に襲われたのです。
胸が苦しくなり、今までにない感覚に襲われました。
これはおかしい…。何かがおかしい…、いや私の心がおかしい…。
私は、自分の異変をくましゃんに話し、精神科の先生に相談することに決めました。
実はこの時、くましゃんの異変もどんどん進行していたのですが、私にはそれに気がつく余裕はありませんでした。