【diary35】Dr.かづきちの闘病日誌【精神科医との面談】
35:精神科医との面談
前回、管理職の先生と、医療事故担当看護師さんと面談したかづきち。
今回は、いよいよ精神科の先生と面談です。
一体、かづきちはどうなってしまうのでしょう。
管理職の先生と医療事故担当の看護師さんと3人で面談した後、なんとか外来の仕事をこなしながら、研修を続けていました。
次の、仕事がひと段落した午後、呼び出しがあり、精神科の先生と面談することになりました。医局を出て面談に使える小さな会議室に向かいます。
医局の個別ブースで話すかという話も出ていたのですが、他の先生方に聞かれたらまずい内容だったので、小さな会議室を借りて面談することになりました。
精神科の先生は、職員担当のメンタルサポートを行っている方です。
その先生の顔はなんとなく知っていたのですが、初めてお話しするのでドキドキです…。
何を話したらいいんだろう…よくわからなかったのですが…。
初めは先生から質問された内容に、ポツポツ返事をしていました。
すると突然、自分の中から堰を切ったように、想いや辛さがこみ上げてきました。
入院の経緯、入院中の急変、入院中に元主治医から言われたこと、元主治医がカルテに嘘を書いていたこと、
急変が何回も続き怖かったこと、入院中に夜眠れなくなったこと、復職したが体が全く動かないこと、仕事が好きなのにできないことが苦しいこと、入院期間を振り返ると胸が苦しくてたまらないこと……
管理職の先生や医療事故担当の看護師さんと話した時と異なり、今までの思いをすべて泣く泣く吐き出しました。
先生は丁寧に聞いてくださいました。
(この時、ハンカチしか持っておらず、ティッシュがない…持参しておけばよかった…とちょっぴり後悔しました。笑)
実は、この面談で、精神科の先生が一番顔が引きつった瞬間がありました。
それは、元主治医が夏休みから帰ってきた時の話です。
「よかったね」と言われたと伝えたところ、精神科の先生は絶句していました。
そんなことを本当に言われたのかと何度か聞き返された記憶があります。
しまいには「そんなこと言う医者がいるのか…」と発言されていました。
「それはこっちが聞きたいよ」と私は心の中でつぶやいて思いました。
私の話がよほど、ヤバかったのか…、面談の終わりごろには先生の顔は真っ青でした。
「本当に大変だったね」と言われて面談は終わりました。
面談の後、精神科の先生が紹介状を書いてくださいました。
私のメンタルが崩壊しそうだから、精神科病院に行くように指示されました。
そりゃそうだよね…。こんな酷い目にあったら、誰だって心が崩壊しかけるよね…。
頭ではよくわかっているんだけどな…。
仕方がない…精神科探さなきゃ…。
どの病院がいいんだろう…。全然わかんないぞ…。
私は休憩時間中に色々な病院を探して電話をかけることにしました。
この時、自分の心がいかに深い傷を負っているのか、私は全くと言っていいほどわかっていませんでした。
次回、精神科の病院を探していたら…。
*最近の闘病日誌について
この数回は、私のメンタルが崩壊し始めたお話しですが、「読んでいて辛い」という感想をいただきます。
実は私も書いてて辛いです。入院期間中のことはようやく心の中で整理することができましたが、今書いている内容はまだまだ整理できていません。
そのため、遅筆になりがちです。今後も闘病日誌を書く中で整理しようと思うのですが、今までよりも更新のスピードが遅くなるかもしれません。どうぞご理解をお願いいたします。