【diary38】Dr.かづきちの闘病日誌【真っ黒な道】

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38:真っ黒な道

前回、私の状態が悪いと判断した管理職の先生から、突然「明日から、休んで」と言われたかづきち。

そして迎えた次の朝、ドタバタ展開が待っていました。




さて、昨日「明日から休んで」と言われた私。

いつものように朝起きて、くましゃんを送ると、一人ぼっちになりました。

 

そこで、居間に座ってしばらく放心していました。

 

どうしよう…突然休みになって、どうしていいかわからない…。

そもそも、身体も心もきついから、休むことはありがたいけど、病院に行かなくちゃ。

 

 

そう思ったかづきちは、ネットで近くの病院を検索し始めました。

しかし、なかなか病院が見つかりません。

 

すると、管理職の先生からまた電話がかかってきました。

びっくりして電話を取ると…。

 

管理職の先生「あ、かづきちさん。今日君を病院の車で、研修医担当の精神科の先生がいる病院まで連れて行くから。病院の玄関まで来て。K先生が同行してくれるから」

 

ん〜。よくわかんないけど、突然精神科に連れていかれることになったぞ。

そんなに私はやばいのか…。




実は、私の勤務している病院は、精神科がありませんでした。そこで、毎年、離れた病院から精神科のF先生が研修医のメンタルサポートに来ていました。

研修医になったばかりの5月から面談があり、F先生が定期的に研修医のメンタルチェックを行っていました。

管理職の先生は、どうもこのF先生のところに私を連れて行ってくれるようなのです。

 

精神科の病院を見つけられていない私にとっては非常にありがたい話でした。

同時に、管理職の先生が今回の事態にとても心を痛めていることもわかりました。

 

そして、管理職の先生と話した後、母に電話をし、「精神科病院に行くよ」と伝えました。

職場がたまたま近くだったこともあり、母は急遽、時間休をとって診察に付き合ってくれるくれることになりました。

 

電話を終えた私は、くましゃんにもメールで伝え、急いで準備をしました。

そして、行く準備が完了したとき、ふと不安に襲われました。

それは、同行してくれるK先生の存在です。




K先生は、内科の先生です。そのため、メンタル患者のことをあまり診たことがありません。

しかも、私に起きた一連の事情を知っているのか知らないのかもよくわかりません。

(同伴してくれるということは、一応聞いてはいるんだろうけど…。)

 

一番の不安要素は、K先生がよく患者さんから文句を言われているということです。

本人は気づいていないようですが、「患者さんとのコミュニケーションがイマイチ」と病棟で噂になっていました。

ただでさえ、私は心の調子が悪いのに、K先生に気を使えるのだろうか…。いや、使わなくてはならないのだろうか…。

K先生は配慮してくれるのだろうか…。

なんだか、道中一緒にいるのが不安になりました。

 

離れた病院までは車で約1時間ちょっと…。

 

私は道中、K先生とコミュニケーションを取れるだろうか?

今から、1時間の道のりを私は耐えられるのか?

そして無事、往復して家まで帰ってこられるだろうか…?

 

精神科に行く不安よりも、道中が不安でたまりませんでした。

 

快晴の空が、私にはなんだか暗く見えました。

 

そして、指定された時間に、車が待つ病院玄関に向かいました。

 

次回→上級医あるある(?)




 

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