【diary40】Dr.かづきちの闘病日誌【受診前の混沌】
前回→上級医あるある(?)
40:受診前の混沌
前回、悪い予感が的中し、精神科病院に行くまでの道中で、困惑の極みにあったかづきち。
ついに精神科病院につきますが、頭の中は「帰りの車に乗りたくない」という気持ちでいっぱいでした。
さて、やっと車から降りて、精神科病院のロビーに入ると…
スーツ姿の母が待っていました。
母は私の姿を見てホッとした様子でしたが、その表情はすぐに一変。
予想通り、フリフリのワンピース姿のK先生を見て硬直。
顔がめちゃくちゃ引きつっているではありませんか。
私は引きつった顔で、母にK先生を紹介しました。
「こちら研修でお世話になっているK先生です。今日はお忙しい中、診察に付いて来ていただきました。」
母は、K先生にお礼を述べて、名刺を渡しロビーに座りました。
運転手さんも行く場所がなかったようで、4人でロビーに座っていました。
空気が重い…。息ができない。カオスだ…。
すると、看護師さんから、「こちらでお待ちください」と言われ、診察室手前の小さな小部屋に連れて行かれました。
小部屋は椅子がちょうど4つあり、四人で座りました。
というか、なぜ運転手さんも付いて来てるの!?!?
運転手さんの困惑が表情を通して伝わって来ます。
K先生、まず運転手さんをロビーに開放してあげようよ!!!運転手さんが困ってるよ!!!
K先生は、運転手さんの困り顔には気付かずに母に話しかけていました。母もとても困惑しています。
そりゃそうだよね。白いワンピース驚くよね。
しかも、話の内容が、私についてでも、事故についてでもなく、高校の思い出話って!!!
そしてなぜか運転手さんも、待機場所にいるよね。意味わかんないよね!
ごめんね、お母さん。でも、私どうしようもないんだ。
私は、たまらずくましゃんにメールしました。
「つらい。つらい。なんなのこの状況。というか、なんで高校時代の話してるの!?」
ようやく診察室に呼ばれました。
私と母で診察室に入るかと思いきや、K先生と運転手さんまでついてくるではありませんか!?
もうどうしよう…。わけがわからない。
F先生に挨拶して、4人で並んで診察室に座りました。
F先生がすかさず、運転手さんにツッコミを…「あなたは???」
「運転手です…」
「じゃあロビーでお待ちください」
運転手さんは安心したようにロビーへ消えて行きました。
ナイス!F先生、ナイス!運転手さんがいるの意味わかんないよね!
運転手さんも困ってたから、診察室から出られてよかった!
でも、待って!!!まだ、K先生が残っているではありませんか…。
K先生いたら、私、安心して話せないよ!!!
どうなるの、この診察!!!!ああカオス!!!
もう疲れた!帰りたい!!!!
次回→診察の先にあるものは…。
追記
当時のとてもつらい記憶を今書いてるはずなのですが…。
あまりにもカオスな内容すぎて、ギャグかなと思うようになりました。
いや、笑える話だけどギャグじゃないんです。本当に…。