【diary41】Dr.かづきちの闘病日誌【診察の先にあるものは…】

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前回→受診前の混沌




41:診察の先にあるものは…

前回、F先生の診察に呼ばれると、K先生と運転手さんが診察についてくるという、謎の展開が起きました。

精神科のF先生が運転手さんを部屋から出してくださったものの、このままK先生が張り付いた状態で診察が始まるのでしょうか?




診察時、F先生の診察室には母と私、その隣になぜかK先生が鎮座していました。

そもそもなぜ、診察が始まりそうなのに、まだK先生が横にいるの???

今から病院での医療事故のこと隠さず話すつもりなんだけど、あなたが横にいたら全く言えない!!!

 

状況を飲み込めず混乱してしまった私の脳内では、この状況を解釈しようと必死でした。

 

私の頭の中

「そもそも、一般論として診察室に上司が入ってくるなんて聞いたことないぞ」

「K先生は医療事故担当でも、研修医メンタル担当の係でもないので、できれば聞いて欲しくない」

「そうだ!きっと、F先生に何か挨拶をして出ていくに違いない」

 

K先生は、管理職の先生からのご挨拶か何かをF先生に伝えて、診察室から出るのかと思いきや…。

 

K先生が、無言で横に座ったままではありませんか。動く気配ゼロ。

車の中から散々な目に遭ってきましたが、あまりの配慮のなさに絶望しました。

(なるほど。病棟で患者さんや看護師さんが、K先生のことを噂してた理由はコレかと確信しました。)




精神科のF先生は、横に鎮座しているK先生にすごく何か言いたそうでしたが、K先生は相変わらず全く気が付きません。

F先生は困った顔のまま、私と母の方を向いて診察を始めました。

きっと、私がとんでもなく引きつった顔で診察室に入ってきたので、早く診察しなくてはいけないと思ったのでしょう。

*ちなみに母はメンタル相談のプロなので診察中一緒にいてくれるととても心強い存在です。

 

結局、そのまま診察が始まりました。

私は、K先生がいたため、オブラートに包んで、自分が病気になったこと、医療事故で何度も急変したこと、カルテに言ったことと違うことが記載されていなかったこと、緊急手術中も激痛で辛かったこと、腎臓内科の元主治医から「何事もなくてよかったね」と発言されたこと、仕事をしたいけれども体が全然動かないことを話しました。

そして、医療事故を受けて入院はもうこりごりなので、絶対に入院したくないと、もし精神状態がどんなに悪く出来るだけ入院はしたくないと伝えました。

 

すると、知らない間に、目からお水(涙)が溢れて止まらなくなりました。

なぜ私は泣いているのでしょう…。ハンカチで吹いても拭いても、涙が止まりません。入院中から今まで、こんなことは一度もなかったのに。

 

最初はK先生に配慮しながら、頑張ってオブラートに包んで話していたはずが、いつの間にか泣きながら本音で話していました。

F先生は、「辛かったですね。大変だったですね。」と相槌をうってくださるので、話しやすかったのでしょう。




 

実はこの時、重大な発見をしました。

一つ一つ、辛い記憶を思い出しながら話している最中、私はある感覚に襲われました。

 

なんだか、自分の心にぽっかり穴が空いているようなのです。そして、心が傷だらけのように感じました。

私の心はすでに限界を迎えていたのでしょう。

 

 

私がおよそのことを述べた後、F先生は治療が必要な精神状態と伝えてくださいました。

F先生は非常に丁寧で、私が拒絶反応を示している「入院」という言葉を避けて説明してくださいました。

(精神科病院に入院する必要があるほど弱っているということは、F先生の話から何となく伝わってきました)

 

結局、今の私の気持ちも考慮した上で、お薬を飲み、家で休養することになりました。

 

そこまでは、納得できる内容で、無事診察が終わると思ったのですが…。

 

 

F先生が、母とK先生に「お二人はどう思いますか」と質問した時に…またまた、とんでもないことが起こります。

 

(正直、とんでもないことが起きすぎて、この時の私は極度の疲労に見舞われていました)

 

次回→踏み躙られる患者の尊厳




 

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