【diary43】Dr.かづきちの闘病日誌【PTSD:心的外傷後ストレス障害】

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前回→踏み躙られる患者の尊厳

 

43:PTSD:心的外傷後ストレス障害

前回、精神科の診察を受けて今後の治療方針が決まった後、K先生の「自分で決めれば」発言に大きく傷ついたかづきち。

疲れ切ってしまったかづきちは、その日の夜に限界を迎えてしまいます。

 

お家に帰ってきた私は、そのままベッドに沈み込みました。

気がつくと、夜になっており、くましゃんが家に帰ってきていました。

 

私は、今日一日がいかに苦痛だったかをくましゃんに語り、今後の治療方針を伝えました。。

今日から、治療薬としてパロキセチンと眠剤(ゾルピデム)を飲み始めること、必要に応じて頓服でソラナックスを使うことを説明しました。

 

くましゃんは、今後の治療法に理解を示す一方で、K先生の発言に怒っていました。

(この日、私たちの医者への不信感はさらに高まり、このような人間がいる医療現場で働きつづけることに疑問を持つようになります。)

 

疲れ切った私は、お風呂に入ってベッドで休むことにしました。

 

早速、ゾルピデムを飲んでベッドでゴロゴロしていると、突然、変な感覚に襲われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

急に目の前が真っ暗になり、入院中の病室に戻っているではありませんか。そして、急変した時や、看護師さんに運ばれている時、造影CT、緊急手術を受けている時の映像が、すごいスピードで目の前を次々に流れていきます。腕には点滴を刺される感覚、尿道カテーテルが入った感覚、ベッドの手すりに捕まる感覚が蘇り、当時の物音や人の話し声までも鮮明に聞こえました。

私は、何が起きたかわからず叫びました。心臓が弾け飛びそうになりました。

 

そばにいたくましゃんは、急に叫びだした私に慌てて駆け寄ったそうですが、私は全く気がつかずに一人ベッドの上でパニックになっていたそうです。

 

この時、私は目を閉じ、耳を塞いでうずくまり、思い出したくない映像・音声・感覚がひたすら蘇る地獄を味わっていました。

 

くましゃん曰く、この時の私はのたうち回りながら、「痛い!痛い!」と腰を押さえて、叫んでいたそうです。

汗びっしょりで錯乱していたそうです。

 

なんとか、くましゃんに頓服薬(ソラナックス)を飲ませてもらい、しばらくして落ち着きました。

これが、フラッシュバックだったのです。

フラッシュバックは、映像だけでなく感情や感覚も思い出してしまう、ひどく恐ろしい出来事でした。

 

その後、ゾルピデムとソラナックスが効いたのか、気がつくと私は寝てしまったそうです。

 

 

寝たと思った直後、また私に異変が起きたそうです。突然、ベッドの横の壁をかきむしり始め、カーテンを思いっきり引っ張り出したそうです。(本人は全く覚えていない)

見かねたくましゃんは、起きない私を取り押さえて、落ち着くまで「ここは家だよ。大丈夫だよ」と言い続けたそうです。

 

私が気づいた時は翌日の朝でした。

目の前に疲れ切ったくましゃんがいるではありませんか。

私は、何がおきたのか全くわかっていませんでした。確か、恐ろしい映像や痛みの感覚が溢れ出し、体が硬直したまでは覚えているのですが…。

 

くましゃんは昨日私におきたフラッシュバックと、寝入りばなの危険な行動をつぶさに教えてくれました。

くましゃんは私に異変が起きたらと思って全然寝られなかったそうです。(ごめんね、くましゃん)

 

この時の私は、フラッシュバックや寝入りばなの出来事への不安で頭がいっぱいで、これから長い長い闘病生活が始まるなど全く気がついていませんでした。

 

次回→お薬の副作用祭り開催

 

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