【diary50】Dr.かづきちの闘病日誌【くま出勤したよ】
前回→急降下するメンタルとお腹
50:くま出勤したよ
前回、新しい研修科で働き始めたくましゃん。初日に、いきなり食中毒を起こして、数日間ぐったりとしていました。今回、ようやく食中毒から復活したくましゃんがお仕事に行くところから始まります。
その日は、雲がどんよりとかかっていました。
くましゃんは、やっとの思いで起き上がり、いつもの朝と同じように準備しようとしていました。
しかし、明らかに変です。
なんだか動きがおかしい、ぎこちない。
しかも、いつもと比較し準備の速度が明らかに遅い。
顔も表情がなく、目がとても虚である…などなど。
病気から回復したはずなのに、かづきちにはなぜか返って悪くなっているように見えました。
くましゃんはそんな状態にもかかわらず、仕事には行くと言って聞きません。
仕方がないので、そのまま送り出そうとしました。
すると、玄関からくましゃんが動かないのです。
玄関にいる私を見つめて固まっています。
目に力はなく、無言でかづきちを見つめています。
かづきちは怖くなって言いました。
「もういいよ。行くのやめようよ。なんか様子が変だよ…。精神科のF先生にちゃんと伝えよう」
しかし、くましゃんは首を縦に振ることなく、しばらくしてなんとか仕事に向かうことができました。
大丈夫かな、仕事できるかな…かづきちが不安に思っていると、すぐにメッセージが送られてきました。
「きつい…」
まだ、病院について1時間もたっていません。
やはり、くましゃんは限界だったようです。
頭が働かない、体が動かない、何していいかわからない…お昼過ぎに耐えきれなくなったようです。
朝よりも、もっともっとひどい顔をして家に帰ってきました。
帰ってくるなり座り込んでしまって、全く動かなくなってしまいました。
話しかけても反応が鈍く、視線を合わせることもできません。
会話もうまく成立しません。
(本人は、この日の細かい記憶がほぼないらしい)
これは「やばい」状況、緊急事態だとかづきちは思いました。
「くましゃんのメンタルが、崩壊してきているに違いない、早く精神科に連れて行かないと…。」
かづきちは急いで電話を手に取り、精神科のF先生に連絡…
くましゃんの様子を聞いたF先生は危険を察知したようで
「くましゃんは、危ない状況かもしれません。管理職の先生に連絡して対応します。」
この件はすぐにF先生から管理職の先生に伝えられました。
話を聞いた管理職の先生は、事態を重く見て、自らくましゃんを病院に連れて行くことにしました。
次回、くましゃんが精神科病院に連行されます。
次回→くま連れて行かれる
*みなさま、いつもDr.かづきちのつぶやきを読んでいただきありがとうございます。
このブログを書いていると、時々「今、大変なんですね頑張ってください!」と応援されることがあります。
とても嬉しいのですが、この闘病日誌は数年前の出来事を記載しています!
現在、かづきちとくましゃんは、いまだうつ病ですがとてもマシになっていますよ!
かづきちの方は頓服薬以外のお薬は飲まなくて良くなりました。もちろん苦しい日も多々あるし、病室・モニター音恐怖症は回復していないので臨床医に戻るなど全くできそうにありませんが…泣。
それでもこのブログを着々と更新することができ、病状はよくなっていると思っています。
今後も、気持ちを整理しながら少しずつ書き進めていきたいので、当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
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Dr.かづきち