【diary64】Dr.かづきちの闘病日誌【引越しの疲れがやってきた?】
前回→引越しと家族の理解
64 引越しの疲れがやってきた…?
前回、無事引越しが終わり、くましゃんの昔のマンション、くましゃんの住み慣れたY町に戻ってきました。
やっぱり引越しは負担が大きく、このままではくましゃんが入院になるのでは…?
誰もがそう思っていました。
Y町への引越しが無事終わった後、その日の夜を迎えました。
そして二人は、あることに気がついたのです。
あんなにうるさかった救急車の音がしないぞ…
久々に、二人はぐっすり眠れました。
時々、遠くに救急車の音が聞こえることもありますが、病院の量と比較し、全く聞こえないに等しい!!!
なんて素晴らしいのでしょう!
しかも、Y町は病院から離れているため、病院関係者に会うこともなく心穏やかに過ごせました。
誰もが、引越しの後くましゃんはすごく悪くなると思っていたのですが、元のマンションに戻ってこれた喜びのおかげで、思ったほど悪くなりませんでした。
くましゃんは引越しだけで回復していたのです。
もちろん重症レベルでお薬を服用しなければいけない状況はまだまだ続くものの、入院が必要な状態に陥ることはありませんでした。
引っ越してきてから、かづきちも少しフラッシュバックの回数が減りまして、二人とも何かの呪縛から解放された気分になりました。まさに
結果をまとめますと…
1 うつ病患者でも計画を立てれば十分引越し可能!
2 家族の理解を得て、事前に対策すれば引越し可能!
3 引越し先の環境が良ければ、メリットの方が大きい!
引越しがまさかこんなにも有効な治療になるとは…皆さん意外だったのではないでしょうか?
F先生も、引越しが予想以上に上手くいき意外だったようです。
引越しで状態が悪くなるかもしれないリスクと天秤にかけることは、非常に難しかったですが、結果大成功です!!!(もちろん、引越しがリスキーなのは間違い無いですけれど…)
引越しの成功は、療養中で一番嬉しい出来事でした!
さて、療養環境も整ったし…次はどうするか???
次は…いよいよかづきちの復職です。
くましゃんはもちろんまだまだ戻れるような状況ではありませんので、まずかづきちから仕事(病院)に戻ろうということになりました。
かづきちはこの時自宅では、ほぼフラッシュバックも起こさなくなり、日中も活動できる時間が増えていました。
「うん、これなら戻れるよね?早く仕事に戻りたいな…」
次回→かづきちの復職Ver.2。