【diary71】Dr.かづきちの闘病日誌【1日の終わりに…】

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前回→かづきちが絶望した理由

 

71 長い1日の終わりに…

今回は、ようやくうつ病・PTSDからの復職1日目が終わります。

復職初日は、いろいろなことがありました。(diary66 〜 diary70を参照、下記文中の青字を押すとリンクに飛べます

 

職場にたどり着くまでにとても苦しい思いをし、

K先生と電話した内容を一瞬で忘れ

階段を使うかエレベーターで上がるかわからず混乱し、

病棟にようやくたどり着いたと思ったらK先生に放り出され

仕事は無事こなせたものの、

最終的に産業医が常駐にもかかわらず、復職調整をしてくれていないことに気がつき…

 

こんなにも疲れ切ったかづきちは無事家に帰ることができるのでしょうか?

 

後1分が遠い…。 

復職初日の正午になる瞬間。(復職初日は9時から正午までの勤務です。)

かづきちは明らかに疲弊していました。

 

復職初日たった3時間という短い中でこんなにもいろいろなことが起きて、

もうすでに1週間以上、いえ1ヶ月以上経過してしまったかのような錯覚に陥ります。

 

時計の長針が、12を刺した瞬間にかづきちはK先生に電話し、「12時になりましたので今日は帰らせていただきます。ありがとうございました。」と伝えました。

 

それからはダッシュ!

もう今にも心身が崩壊しそうなので、急いで身支度をし、周囲の人に挨拶してから階段を駆け下りました。

 

しかし…駐車場までダッシュしようとしたのですが、身体が動かないことに気がつきました。

早歩きすらできないのです。ヨタヨタしか歩けない。フラフラヨタヨタ

それでもなんとか、車を運転して、電車に乗り込みました。

 

で、気がつくと家のある駅までたどり着いていました。

 

帰りは、駅までくましゃんが迎えにきてくれていました。

きっとくましゃんもきつかったでしょうに、かづきちが心配で心配でたまらなかったようです。

とても心配した表情で、かづきちが降りてくる駅の階段を見つめていました。

 

かづきちは、くましゃんの顔を見るなり、とても安堵しました…

その瞬間!事件が起きたのです。

体が硬直したかづきち

なんと、かづきちの体が突然硬直したのです。

 

肩は上がって、背中は丸まっています。

顔を上に上げることができず、ヨタヨタ歩きになってしまいました。

くましゃんに手を引かれて歩くのが精一杯。

帰るなり、すぐにベッドの上から動かなくなってしまいました。

 

目を開けたまま、天井を凝視して硬直。肩や手足には力が入り、カチンコチン状態。

 

実はこれ、エネルギーが切れたサインなのです。

うつ病というのはいわば、「生きるエネルギー」が低下してしまう病気で、慢性的なエネルギー不足に陥ってしまうのです。

そのため、ちょっとしたことで、すぐにエネルギーを失ってしまい、心身がシャットダウンしてしまいます。

健康な方々からは理解できないことかもしれませんが、車の燃料がエンプティーマークの上でピコピコしている感じと思ってください。もしくは、今にも電池が切れそうなロボットが何とか頑張って動いている感じです。

復職初日に色々なイベントに巻き込まれてしまったかづきちは、エネルギー切れを起こしてうまく体を動かすことができなくなってしまったのです。

 

それで1日が終わるのかと思いきや…まだまだ事件が続きます。

 

次回、やってきました…フラッシュバック

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