【diary76】Dr.かづきちの闘病日誌【二度目の休職を過ごす】
前回→復職中断、再休職
76 二度目の休職を過ごす
前回、復職して1ヶ月でやむなく再休職を選択したかづきち。
今回は、二度目の休職中どんな感じでかづきちとくましゃんが過ごしたかをご紹介します。
再休職して最初の1週間は、二人ともぐったりしていました。
家の中でほぼ寝ていて、全然動けない感じです。
ただ一つだけ、いいことがありました。
休職したことで、病院に行かなくなったため、かづきちのフラッシュバックがほぼなくなったのです!
それまで、毎日フラッシュバックと闘っていたのは嘘のように激減しました。
フラッシュバックがなければ、こんなに幸せなのか!
二人は、フラッシュバックに怯えなくていい日々に感謝しました。
この時、はじめて「病院にはもう戻れないかも、研修中断するか」という気持ちが芽生えました。
それくらい、フラッシュバックのない日々は幸せでした。
(しかし、「研修は絶対終わらせなきゃ」という信念によってすぐに打ち消されました。)
薬の変更
この休職中、かづきちは新しい薬に変更することになりました。
それまで、抗うつ薬パロキセチンを使っていたのですが副作用で悩むことが多かったため、
レクサプロに切り替える方針になったのです。
レクサプロは、確かによかった!
次回の復職はレクサプロとともに乗り切ろうと思えるくらい、副作用の少ない素敵なお薬でした。
しかし、まだ新しい薬のため薬価が高い。
レクサプロの増量は、休職中のインの乏しいお財布に直撃しました。シクシク…
外出訓練
かづきちが復職した時、直前まであまり外出していませんでした。
そのため、いきなり職場に戻ろうとしてもきつかったのではないかと考え、今度は少しずつ外出を増やしてみようということになりました。
くましゃんも、自身のうつ病のせいでなかなか外出できない状態が続いていたので、二人にとってとても良い機会でした。
お昼頃に近くの公園に出かけお散歩し、スーパーに二人で行って買い物をしました。
病院の帰りには、ちょっと人が多いデパートの地下で食べ物を購入したりしてみました。
時に、二人の事情を把握している看護師さんのお友達を招いて、他の人とお話しする練習をすることもありました。
たったこれだけだったのですが、弱った二人にはかなりダメージが出ました。
外出から帰ったら、全く動けないこともしばしば。
特にくましゃんは数日間、動けなくなるなんてことも普通にありました。
※この時点でくましゃんの復職の話は全く出ていません。それくらいくましゃんはうつの症状が酷かったのです
それでも少しずつ続けることで外出に慣れていきました。
特にかづきちは、2ヶ月の間に普通に動くだけなら一般人とあまり変わらない程度まで復活!!!
フラッシュバックさえなければ、特に問題ないねというレベルです。
これなら、次の復職はうまく行くだろう!!!
そんな確信まで持てるようになっていました。
次回、新しい春と復職
※皆さんいつも闘病日誌をご愛読いただき、ありがとうございます!
実は、次回「新しい春と復職」の内容を書こうとしたところ、胸が痛くなり動悸がすごいことに…。他にも、一文字打つだけで全身から冷や汗が出たり、耳鳴りがしたり、もう書くなと言われているようなコンディションに陥ります。
この件は、まだ自分の中で消化できていないようです。少しネタバレになりますが、理由は、この復職で私が臨床医を辞めることを決断することになるからです。それはそれは、辛い決断だったのでいまだに胸が痛いんだと思います。
お待たせするかもしれませんが、もう少し心の整理ができてから、続きを書こうと思います。
また、現在ブログを移行作業中です。
闘病日誌の内容を整理したり、絵を増やして移行させますのでご期待ください!